当日

当日　－フォアグラゲットだぜ－

週間天気予報では曇りマークだの雨マークだのついてました。
が、当日は見事に晴れ。
風も強くなく（海沿いのホテルなので多少は仕方ないけど）、湿度も適度に低い。
日頃の行いの良さが出たな。フッ。

挙式が13時からなので、午前10時にホテルへ出向く。
メイクさんとヘアメイクさんが二人掛かりでわたしを改造する。
そしてドレスを着せてもらって（一人じゃ着られませんドレスは）、変身完了。
一時間くらいで支度が終わってしまった。

写真撮影。
まずホテルの写真室で、正統派な立ち姿写真を撮る。
ジョジョ立ちしようかと思ったがやめた。
次にホテルのロビー等で数カット。
それから海のそばというロケーションを利用して、ホテルの外へ出て新郎新婦のスナップを撮る。
カメラマンさんが「ハイ、もっと笑ってください」とか言うけど、長く笑ってると顔が引きつるのよねー。
わたしは芸能人とかモデルにはなれないわね。

撮影を終えたら二人で親族控え室へ。
おお、皆さんお揃いだ。
控え室って、夫家側入り口と妻家側入り口が別れてるのに、中では一緒なのね。入ってビックリしたｗ
なかなか飲む機会のない桜湯をいただく。
ほのかな塩味がイイわー。
この時点で既にダレている花嫁。

挙式ー。ホテル内のチャペルです。
キリスト教徒じゃないけどね。でも主の祈りは憶えてるぞ。
ドレスの裾を踏みまくりました。
ドレスを着たことのある人は分かると思うんですが、あれ、相当強く蹴り上げて歩くかドレスを持って裾を上げないとダメなんですよね。
でもドレスはとっても重い。蹴り上げるのも持つのも大変。
バージンロードでつっかえて下を見てしまう・・・そして更に踏む。
あ、あと指輪の交換で、夫さんの指にはめたとき、うまく入りませんでした。
早々に諦めて（ヒドい）、さっさと指輪交換終わらせました。
細かい失敗が多かったなあと思ったけど、スタッフの皆さんには大丈夫だったと言われ一安心。
気休めだろうけど・・・。

素早く移動して、写真室で集合写真。
新郎新婦を中央に、親戚の皆さんとパチリ。

招待客は披露宴会場に移動して、バルコニーでウェルカムドリンク。
その間にわたしは美容室へ入ってベールを取り髪を整える。
ドレスのトレーンよりも長いロングベールのため 邪魔なんです、料理を食べるには。＜目的はそれかー！
当然よ、料理アップグレードしてフォアグラ入れたんだから。

ちなみにこのロングベールは、２ヶ月後の７月に挙式した友人に貸し出しました。

親戚＝祖父母、伯父伯母、叔父叔母しか呼んでいないので、受付は夫さんの兄者＆うちの弟。
（うちの弟は夫さんの兄者より年上ｗ）
ちゃんとお礼も渡したよ。でもうちの弟は祝儀くれなかった・・・あのヤロウ｡

そこへ夫さんとベールを取ったわたしが登場。
何故か皆さんと一緒にウェルカムドリンクを飲む。
普通はこういうの無しで披露宴開始になると思うんだが・・・。
非常にカジュアルだ。

皆さん席について、夫さんとわたしは一度入り口に戻って、改めて披露宴開始。
ワーグナーの結婚行進曲にのって入場です。
うわーん、やっぱりドレスの裾を踏んでしまうよ。

会場のＢＧＭはピアノの生演奏です。
普通の宴会会場だとピアノ使用料＋演奏者依頼で結構料金が掛かるということですが、わたし達が使った会場は普段からピアノが置いてあり、演奏者の料金のみでＯＫということだったので、お願いしました。
事前に、進行表に沿って「ここではどのような曲を演奏するか」と演奏者の人と電話で打合せしました。
結果として、割と雰囲気良かったと思います。
送賓（招待客をお見送り）時の、ショパン『華麗なる大円舞曲』が間違いが多かったことは見逃しましょう。
披露宴の間中弾いててくれたんだもの、疲れるよね。

打合せ時に「曲は全てクラシックで」とお願いしたのですが、最近はそういう人はあまり居ないとのこと。
演奏者の人が言うには「全部サザンの曲で」と頼まれたこともあるらしい。
イヤだよそんな痛いの。
なので無理を言って、クラシックと古い映画音楽を弾いてもらいました。
演奏者の人、ゴメン。

さて、新郎新婦入場の後はケーキカット。
唯一の余興です。・・・と思ってました。この時点では。
食べられるように生ケーキにしてもらいました。
皆がカメラを向けるので、どこを見たら良いのか分からず。多分誰のカメラにもカメラ目線では写ってないと思う。

かんぱーい。
さて、ご飯だご飯だ。
夫さんとわたしは以前試食会で同じメニューを食べていますが、やっぱり食事は楽しみ。
高砂に居ながらパクパク食べる新郎新婦ｗ
二品目、ある意味これがメイン。フォアグラだー！
まぁ要するにレバーなんですが。
これは基本の料理からグレードアップしたものなので、試食会では食べていないのです。
パクッと一口（小さかったんだよぅ）。
ンまあぁぁぁぁぁーい！！（億泰ばりに）
とろける！とろけるよ！ただのレバーじゃなかったのね。
今日の目的は達成したわ。

お色直し（メイク・ヘアチェンジ）退場。
美容室に戻ってメイクさんとヘアメイクさんによって更なる変身。
髪を下ろしてダウンスタイルに。
メイクも直して、ラメとか付けられる。

再入場。
各テーブルを回りながら、スナップ写真を撮る。
何しろ人数が少ないからテーブルも６卓しかない。

高砂席につくと、わたし達が席を外している間に出た料理を運んでくれた。
スープ、魚料理（海老ですが）、皆と同時に運ばれてくる肉料理、３つを同時進行で食べる。
しかし下着で締め付けているせいか、あまり食べられない。
少しずつ食べて、残してしまう。あああモッタイナイー！
そしてデザート。シャンパンのシャーベットはやっぱり美味しいわ。
それと、先程ケーキカットしたケーキも一緒に。普通のショートケーキだけど、上にイチゴやブルーベリーやラズベリーが散りばめられている。

余興はケーキカット以外一切やらない方針でした。
が、夫さん側親戚の一人が歌がお上手とのことで（NHKのど自慢にも何度か出場経験あり）、急遽カラオケ。
あと夫さんのお祖父様が祝辞ついでに民謡とか。
うちの叔父がやはり祝辞ついでに浪曲・・・違うな、あれ何ていうんだ？よく分からないけどそういうの。ちなみに叔父は「そういうの」の講師もやってます。
結局にぎやかな披露宴になっちゃった。

お開き。
皆さんをお見送り。
見送りが終わったところで靴を脱ぐわたし。
実はヒール高11センチの厚底パンプスだったため立ってるだけでも足が痛くて、もう限界だったのです。
途端に背が低くなってドレスの裾を引きずるようにｗ

とりあえず一区切りついた。

あとはドレスを脱いで、家から着てきた普通のスーツに着替えて終わり。
父×２人に婚姻届の証人欄を記入してもらう。
解散。家族よお疲れ様でした。

大量に荷物があるので、一旦家に帰る夫さんとわたし。
足が痛い。まともに歩けない。
家に戻って足の裏を見たら、やっぱり水ぶくれが出来ていた。
軟弱なわたしの足の裏・・・。

あまりに痛いので、しばらく休んでから婚姻届の提出に出掛ける。
歩いていけるところに市役所の出張所があるので、そこの時間外窓口へ。
当直のおじさんは夕飯中でした。
「お食事中すみません」「あぁ、いえいえｗ」
婚姻届と戸籍謄本・抄本を提出。

終わりました。

今日一日の作業、全て終わりです。
2005年５月21日、結婚しました。

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